50歳男性、7年前に階段を落ちて左の顔面から落下したことによって発生した右肩甲骨から腕にかけての重い痛みとしびれ。レントゲンやMRIなどの検査では異常は診られなかった。
初見では肩甲骨の内側に著しい神経機能の乱れが確認されました。その他、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の問題があり、それも症状の発生に関わっていました。
初回の施術で肩甲骨周辺の症状はほとんどなくなり、腕の症状が残っていました。札幌に帰省中のご来院で時間的余裕もなかったため、3日連続で来院していただき、腕の症状も楽になりましたが、症状が再発しやすい状態だったため、ご自宅の近くで信頼できるカイロプラクターを紹介しました。
70才男性、右の臀部から膝にかけてしびれがあり、車の運転中に悪化し、立っている時は軽減する。病院では脊柱管狭窄症と診断されたが、症状が軽減する治療は行われなかった。
このケースは、神経の働きが一時的に悪くなり筋力のバランスが崩れたことによって、長時間座った時に一部の筋肉が過剰に緊張することで発生した症状です。
この症状を改善のために最初に行うべきことは、筋力のバランスを整えるために神経の働きを回復することです。緊張した筋肉をほぐしても一時的に症状は改善しますが、筋力バランスが崩れている限りすぐに再発するからです。3回の施術で日常生活に支障の無いレベルまで回復しました。
40代女性、高校生の頃から頭痛があり、一ヶ月のうち半分くらいは頭痛薬を服用する。暑い日に痛むことが多く、ひどい時には嘔吐することもある。
このケースでは、自律神経や甲状腺の問題など、複合して症状が発生していたため、安定するまで数種類の施術を要しましたが、月に数回程度まで頭痛の頻度も減り、頭痛が起こっても薬を飲まずに過ごせることも多くなりました。現在では定期的な調整によって、夏の暑い日でも快適に過ごせるようになりました。
30代男性、ある朝、起きたら左耳が聞こえなくなり、セミが鳴くような耳鳴りがあった。突発性難聴と診断され、入院してステロイド治療、高圧酸素カプセル、鍼治療をするも改善せず。
突発性難聴にはステロイド治療が定番ですが、突発性難聴の患者の3割ほどは改善が見られず、そのうちのほとんどが、聴力が戻らないそうです。このケースはステロイド治療で回復が見られなかったケースです。
検査をすると、神経の働きがいちじるしく乱れていたため、それを修正する施術を行った後、数時間後から聴こえ始め、夜には会話の内容が分かるレベルに回復しました。その後、3回の施術で聴力は通常レベルに回復し、耳鳴りが残っていましたが、2ヶ月ほどで日中は気にならないレベルに改善しています。
突発性難聴に対する施術は、細心の注意を要するため、予約は必ず電話にてお願いいたします。
30代男性、1ヶ月前からの腰痛。立ち上がったり座る動作で痛みが出る。腰を曲げると鈍く痛む。
この方は、システムエンジニアで、座っている時間が長いことによって、体のコンディションを崩していました。他にも左の肩甲骨あたりのつまった感じ、脈打つ感じの頭痛をともなっていました。また、飲酒の量が多いことによって神経の働きに偏りが生じ、姿勢に影響している状態でした。そのため調整は、9種類の施術を段階的に行っていきました。
日常生活に支障があるレベルでしたので、三日後に再来院して頂きましたが、施術後には腰痛は解消されました。頭痛も起こりやすかったため、その後も定期的に通院され、半年ほどで快適な状態が安定するようになりました。現在ではテニスも楽しんでいるようです。